中国雑感11。虚栄虚飾文化。

    韓国では、女性だけでなく男性も顔の整形をするので有名です。最近のレーダー照射事件で日本中で呆れてしまった事実の捏造ですが、韓国の学校教育では歴史・事実まで嘘を教えて整形してしまうので困ります。長い間支配を受けた宗主国の中国の虚栄文化、カンニング文化の影響かもしれませんが、整形手術は顔だけにしてほしいです。

 最近、ドイツのメルケル首相がハーバード大学でのスピーチの中で「噓を事実と言ってはいけません。事実を嘘と言ってはいけません」と述べましたが、これは中国・韓国に最も当てはまりそうです。 

 

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 中国の大学で最も呆れたことは、一流大学であろうが二流大学であろうが関係なく、学生達はほぼ皆が試験でカンニングをすることです。最近は、欧米の大学でも中国人の留学生のカンニングは有名になっています。

 試験後に試験場にカンニングペーパーが落ちていることがあります。単位を落とした学生の場合は、カンニングぺーパーの内容自体が間違いだらけです。これは嘘ではなく私が経験した事実です。カンニングをしたのはいいですが他の学生の試験の答案だけでなく氏名まで写した学生が1名いました。その時、私は1人の学生が答案を2枚出していたのでびっくりしました。

 単位を落とした学生は、試験の後電話をかけて来たら、内容は「お金はいくら欲しいか?」です。何か成績で私に頼み事がある時は、学生は必ずコカ・コーラのケース等商品を持って来ます。

 このカンニング文化の延長線上にあるのが、米国を始めとして欧米先進国で非難されている中国の技術盗用・技術移転強要でしょう。カンニングをした理系の学生を呼び出して「将来技術的に行き詰まった、他の技術者の技術を盗むのか?」と尋ねたら、「盗む」が答えで呆れ果てました。

 

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 卒業証書や成績書等の偽造も中国のカンニング文化の延長線上にあります。中国の街の中で、いろいろな証明書を偽造するという宣伝をやっています。

 中国の大学の入学試験は全国的に統一試験の形で行われます。

少数民族の受験生は600点満点で20点程加点され、大学の所在地の受験生も外部の受験生より有利に扱われます。完全に平等ではありません。中国共産党の幹部の子弟なら、コネで入れるという話もあります。それで、ここでも中国人お得意の偽造が行われます。漢族の学生が少数民族に成ったり、外部の学生が大学所在地出身の学生に成ったりします。

 嘘に対する倫理的なハードルが低いと感じます。得をする人間が賢いということになりそうです。侵略・滅亡の繰り返された中国大陸で生き残る術ということでしょうか・・・

 漢族なのにモンゴル族の証明書を偽造した学生と話をしたことがあります。モンゴル族の友人や役人に父親が頼んでモンゴル族にしてもらったそうです。悪びれたところが全くなく、奨学金を貰うために私の試験の成績をもっと上げるよう頼んで来た時には、更に呆れました。

 日本で中国人の健康保険の悪用が問題になっていますが、中国人からすれば中国文化そのものということになります。中国旅行中の日本で生活保護を貰っている元中国人に出会ったことがあります。身体つきはメタボでしたが、ずるいと言うべきか利口と言うべきか・・・

 日本の国籍を取った元中国人の女性が、日本のパスポートは中国のパスポートより便利だからと言いながら、平然と日本のテレビで中国共産党を擁護する論陣を張っています。最近、米国は中国人のビザ取得や永住権を見直すことを決めました。性善説の日本は中国・中国人にとっては大変甘い国に映っていることと思います。

 日本では学校で人を騙すなと教えますが、中国では騙されるなと教えます。中国・中国人からすれば騙される方が悪いということになります。