中国雑感318。2つの危険性、三峡ダムと原子力発電所の崩壊

 中国の日本列島側の沿岸部に10基前後原子力発電所がある。

 中国で何回も見聞きしたおから工事は三峡ダムでも囁かれているが、中国での原子力発電所建設でも手抜き工事が心配になってしまう。中国が保有する原子爆弾の技術は旧ソ連の援助を受けているが、中国の原子力発電所の建設も高速鉄道建設と同じような経緯で行われている。原子爆弾は破裂させればよいが、原子力発電所は維持技術も必要になって来る。

 日本企業で品質管理を担当していた日本人達の話では、中国企業に招聘されて品質管理を担当したが中国人はまだまだ不十分とのこと。私の経験でも、ち密に作業するのは中国人は得意ではないような気がする。三峡ダムだけでなく原子力発電所も手抜き工事、そしてこれらのメンテナンスが心配。

 原子力発電所は大量に冷却水が必要になるが、沿岸部では海水がある。中国の内部に原子力発電所を建設した場合、中国で私は断水を何回も経験しているが、中国はそれでなく水が不足しているので冷却水を安全に確保できるのか心配になって来る。三峡ダムが崩壊して洪水で原子力発電所が崩壊するのも恐ろしいが、内陸部に建設した原子力発電所が冷却水不足で爆発するのは、もっと恐ろしい。

 中国から日本へは偏西風が吹いている。黄砂や様々な細菌や汚染物質等が日本へ来ているが、原子力発電所が事故を起こすと放射能まで送られてしまう。

    

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       ミャンマー国境近くの雲南省の六庫と怒江