中国雑感14。中国における宗教
法輪功弾圧で有名ですが、中国はもはや共産主義・社会主義国家ではありませんが、宗教に対しては観念論否定というより体制維持の為に好意的ではありません。中国政府は唯物論というよりも唯金論という状態です。
中国共産党によるウイグル抑圧は日本でも報道されていますが、漢族と回族(イスラム教を信じている漢族)との衝突については報道されることは少ないです。少数派の回族の人々が携帯電話で同じ回族の仲間を数万人現場に集めたトラブルが時々あります。
文化大革命で伝統的な文化や宗教が否定され、今だに中国政府は宗教に対しては冷淡です。宗教心の無さが中国を乱暴な社会、他人に気を遣わない殺伐とした社会にしているという気がします。
肉の代わりに段ボールの紙をミンチにして入れた餃子が中国のマスコミで報道されました。工業用の硫酸で処理したピータンや、溝に浮いた廃油から作った地溝油(食用油の30%ぐらいを占めていると言われています)で炒めたり揚げたりした料理やインスタントラーメン等を食べた多くの中国人が死傷したりしています。腐りかけの肉を使ったり、製造ラインから床に落ちた食品を戻して食品を平気で製造したりする光景が中国のマスコミで放映されることもあります。中国の赤ん坊がメラニン入りの粉ミルクを飲んで死傷したりしました。世界中で中国人が粉ミルクを買い漁るのは有名になっています。中国の食の安全をめぐる問題は、枚挙に暇がありません。
杭州の西湖