中国雑感16 日本好き・精神的日本人の精日

 幼児期に覚えた味がその人の一生の味覚を決めると言うが、幼児期から大人になるまで徹底的に反日教育を受けた中国人は、反日は大人になった時は既に細胞の一部になっているような感じがする。

 しかし、日本のアニメや漫画好きは多いが、最近はコスプレや日本軍のミリタリーグッズ等が好きな日本や日本文化に好意を示す若い人達が増えてきた。精日と中国では呼ばれている。日本兵の兵装をすると逮捕されるようだ。人民日報だったか編集員か何かが「日本はアジアの誇りだ」と言ったか書いたか日本を称賛した中国人が批判にさらされ左遷された(ぐらいで済んだか?)事件が昔あった。最近は日本サッカーについても同じような表現があったがお咎めはなし。桜で有名な武漢だったか、着物姿の中国人女性が桜の木の下で写真撮影を楽しんでいたら批判の集中砲火を浴びたこともあった。日本のアニメ・マンガ・コスプレ・技術等の一部称賛は許されるようだが、精日の許容範囲は共産党のご都合で決まるということらしい。

 アメリカ好きは精美ではなく美分(米国通貨ドルのセントの意味)と言う。英国好きは、精英?中国語ではエリートの意味になるので何と言う?英国好きはそれほど多くはないようだ。

 日本語を話す中国人は精日?答えはNO!大連等日本語学習熱の高い場所は別にして、多くの大学では英語を第一外国語にして英語を勉強したい学生が多数派で、成績で英語クラスに入れなかった学生が、第2希望の日本語を選択するというケースが多い。第2希望で日本語の学習を始めた学生が精日になることもある。

 中国人と付き合う時は、この中国人がどの程度の中共シンパか判断がつきにくくて苦労する。幼児期に植え付けられた反日が身体の一部になっていると考えて臨む方が良さそうだ。

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 絹豆腐付きの雲南名物の米線(米のうどん)。