中国雑感17。中国共産党のインターネット監視

 中国国内の国民監視体制は習近平体制になってからますます酷くなっている。

   中国の大学では授業中に民主主義・基本的人権等近代国家における基本的概念に言及するとただで済まなくなっている。中国の大学には各クラスに教員の言動を監視し共産党に報告するスパイの学生がいる。

 街中にカメラが設置され始め、ホテルの客室の中も監視されている。私自身、ホテルの客室内の映像をフロントがチェックしているのを偶然目撃したことがある。

 インターネット上でも監視網が引かれている。天安門虐殺等中国共産党にとって都合悪いことを検索できない。2000万人ぐらいいるのではないかと言われている1件5毛でSNS上の政府批判に反論して政府を擁護する五毛党もいるし、自発的に政府批判を封じる自干(乾)五もいる。最近は(小)粉紅【ピンクの意味、赤より弱い】という一見すると判らないが全体的に・結果的に政府を擁護しているソフトな口調の政府擁護役も出てきている。 

 

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        杭州市にある西湖の風景